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とむじぇり通信

2024年7月10日に、ポートフォリオ勉強会をオンラインで開催しました。
今回も前回と同様の方式でCase-based Discussion(CbD)を各グループに分かれて行いました。

各グループの専攻医が持ち寄った現在進行形のお悩み事例を通して、指導医の先生も交えながら、どのようにしていけば良いかを皆で考え、意見を出し合いました。ディスカッションを通して、参加した皆さんそれぞれの今後の診療への姿勢や考え方などに良い変化があったと思います!

後半は専攻医によるポートフォリオ発表会を行いました。「障害とリハビリテーション」「臨床における教育と指導」といった領域での事例を各グループで共有しました。事例を通した様々な意見やアイデアを通して、よりポートフォリオとしての内容が深まったり、新しい課題が見えたように思います。

来月、8月14日のPF勉強会は引き続きオンライン開催です。
ひきつづき外部の方の参加者も受け付けていますので、お気軽にご連絡ください!

また、ポートフォリオ勉強会の呼び名が今年度から「しろえびカンファレンス」になりました!タイトルにもある通り、略して「えびカン」です。
今後とも「えびカン」をよろしくお願いします!

2024年6月29-30日にかけて、主催:富山大学附属病院総合診療科、共催:あさひ総合病院、富山大学附属病院 朝日・地域医療支援学講座にて、朝日町地域医療合宿を行いました。

 

29日は、富山県東端の朝日町笹川地区の古民家を会場とし、富山大学医学科生2-6年生10名が参加し、地域に暮らす住民の方にも複数参加していただいてグループワークという形で、在宅医療の場での意思決定について学びました。

 

夜は、住民の方々に朝日の海の幸、山の幸、貴重な地酒までも提供いただきました。
ほたる観賞会も開催され、古民家の宿泊も行い、幻想的な里山を堪能しました。

 

翌30日は、住民の方と一緒に地域を散策し、各々写真を撮ってその写真の解説をしてもらう「フォトウォーク」を行いました。
坂の多い笹川地区での生活に触れ、また学生個々人が様々な視点で写真を撮り、何を感じたのかを共有することで地域についてとともに、学生個々人についても理解を深める機会となりました。

 

 

富大総診では、地域医療を学ぶイベントを今後も開催していきます。
次回も多くの方の参加をお待ちしています!


6月7日−9日 は 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会が浜松で開催されます。
学生・研修医は参加者無料ですので、ぜひ ご参加ください。
https://plaza.umin.ac.jp/jpca2024/
とむじぇり 関連は 18名セッションで関わっています。

セッション名:シンポジウム36
セッションテーマ:マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力を鍛えるカンファレンス(通称マルモカンファレンス)をやってみよう!
企画責任者:大浦誠(南砺市民病院)
シンポジスト:小川太志(富山大学南砺・地域医療支援学講座、南砺市民病院)
伊藤恭平(南砺市民病院)
山﨑孝明(南砺市民病院)
佐藤匠(南砺市民病院)
大澤真治(南砺市民病院)
刑部仁美(南砺家庭・地域医療センター)
武島健人(富山大学)

河合皓太
かみいち総合病院(富山大学 上市・地域医療支援学講座)
演題名:中学生に「死の教育」を
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表4 (教育/研究/キャリア②)
発表番号:P-193

近藤諭
富山大学
担当: 演者、座長
演題名:LIC?富山大学における長期プライマリ・ケア実習の経験?
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表5 (教育/研究/キャリア㈫)
発表番号:P-237

発表形式:オンデマンド企画
セッション名:JPCX

清水洋介
南砺家庭・地域医療センター
発表形式:オンデマンド企画
演題名:家族志向のケアの学び方〜ファミカン(事例検討会)を通して家族を診る『お作法』を知ろう!〜

福田晋平
富山大学附属病院 朝日・地域医療支援学講座
演題名:長期滞在型地域実習を開始した事例
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表4 (教育/研究/キャリア②)
発表番号:P-195

大浦誠
南砺市民病院
セッション名:学会ジョイントプログラム4
セッションテーマ:<日本老年医学会>multimorbidityの患者を診ていく医師をどう育てるか?

セッション名:教育講演9
セッションテーマ:日本でのプライマリ・ケアの定義に迫る

セッション名:学会ジョイントプログラム11
セッションテーマ:<日本臨床倫理学会>誰一人取り残さない臨床倫理

セッション名:インタラクティブセッション10
セッションテーマ:プログラム責任者超サバイバル会議(プロ責超会議)

ポスターセッション座長
セッション名:ポスター発表1(多職種連携/チーム医療)

ポスター発表
演題名:多業種による多疾患併存(マルチモビディ)教育が運用できている要因は何か
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表1 (多職種連携/チーム医療)

セッション名:オンデマンドーシンポジウム20
セッションテーマ:アートで考える慢性疾患

北啓一朗
富山大学附属病院総合診療科
演題名:Epley法習得における三半規管モデルの有用性の検証
発表形式:口演発表
セッション名:一般演題15
発表番号:O-119

三浦太郎
富山市まちなか診療所
セッション名:インタレストグループ
セッションテーマ:あなたは何しに学会へ

武島健人
富山大学
演題名:もしも地域にいた若手総合診療医が大学で働くことになったら
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表6(教育/研究/キャリア④)
発表番号:P-302

渡辺一海
富山大学大学院博士課程
演題名:「通いの場」参加の健診結果への影響
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表1 (Research in Progress①)
発表番号:RIP-03

齊藤麻由子
富山大学附属病院
演題名:介護老人保健施設の職員が経験する信念対立に関する質的研究
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表1 (Research in Progress①)
発表番号:RIP-05

渡辺史子
富山市まちなか診療所
開催カテゴリー:シンポジウム(現地開催+LIVE配信+オンデマンド配信)
企画名:病院外来から在宅医療へのケア移行 ~課題と明日からの実践を考える~

発表形式:オンデマンド企画
セッション名:家庭医、大学へ行く

並河大器
あさひ総合診療
発表形式:オンデマンド企画
セッション名:指導医たちのポートフォリオ発表会 part4 ~持続可能なポートフォリオのために~

刑部仁美
かみいち総合病院
演題名:家庭医療専攻医外来における糖尿病診療質改善のプロジェクト評価
発表形式:ポスター(紙)発表
セッション名:ポスター発表2 (Research in Progress②)
発表番号:RIP-12


富山で一番高齢化率の高い朝日町の古民家施設で、地域住民を教科書に、地域医療について学ぼう!
夜にはホタル鑑賞会を開催します。

日時  2024年6月29-30日(土・日)
場所  富山県下新川郡朝日町
    ホタルの里ささ郷
対象   医学科生、初期研修医
参加費  無料
人数   先着10名
応募締切 2024年5月31日(金)
応募方法 下記応募フォームから申し込んでください。
https://forms.gle/UUGFD2B3iGtN6LY27

参加人数に達し次第締切となりますので、お早めに!

2024年4月10日に、今年度最初のポートフォリオ勉強会をオンラインで開催しました。
今回から趣向を変え、前半に2名の専攻医がそれぞれCase-based Discussion(CbD)を行いました。
on goingの症例を元にCbDの理解を深め、ポートフォリオ作成のモチベーションアップとなる内容でした。
次回以降も、前半は専攻医自由枠として、CbDやビデオレビューなど、専門医取得に向けて必要なプログラムの助けになる内容を盛り込んでいく予定です。

後半は従来通り、専攻医によるポートフォリオ発表会を行いました。
「人生の最終段階のケア」、「臨床における教育と指導」などの領域でポートフォリオの内容を深める議論が行われました。

来月、5月8日のPF勉強会は引き続きオンライン開催です。
外部の方の参加者も受け付けていますので、興味がありましたらお気軽にご連絡ください。

5月31日 7月8日 18時半から とやま総合診療専攻研修プログラムの説明会を実施します!
学生・研修医・キャリアチェンジを検討されている医師 お待ちしています!
多彩な出身大学、研修プログラム出身の指導医陣が一緒に働けることを待っています。

ハイブリッド開催です。ご興味のある方は、お気軽にお越しください。
お申し込みはこちらから↓
https://docs.google.com/forms/d/1kNgZvfdpzEYzdZL_CHAhCmOiElk9Na32S9TRZHSy9CQ/edit

説明会前の見学やお問い合わせも大歓迎です!!

今年度第6回目となる、とむじぇり専攻医/指導医対象のオンライン臨床研究勉強会を2月27日に行いました。
今回は研究計画書発表会と題して、発表者の先生方が約1年間練られてきたプロジェクトについての総括を行う会でした。
アドバイザーとして横浜市立大学の金子惇先生にもご登壇いただき、今回も診療ガイドラインから研究手法、パラダイムなどなど、幅広い分野について多くの示唆に富むご指導をいただくことができました。

専攻医の刑部仁美先生からは診療の質改善プロジェクトについてご発表いただきました。
すでに始動しているプロジェクトであり、進捗報告と今後の総括の方法について意見交換を行いました。
刑部先生が考案された電子カルテ画像の例も見せていただき、それぞれの診療の話も交えながら熱いディスカッションが行われました。

指導医の齊藤麻由子先生のご発表は高齢者施設における質的研究についてでした。
疑問に思っていることをリサーチクエスチョンに変換する難しさについてもお話くださりました。
また、質的研究における手法の選択について、プログラムの北啓一朗先生より資料を供覧いただきながら皆で再度学ぶことができ、こちらも非常に重要な時間となりました。

来年度で4年目を迎える研究勉強会。
研究をやってみたいと思う方のサポートはもちろん、日々の臨床疑問をリサーチクエスチョンに発展させる力を養い、皆さんの診療の質が上がることを目的としています。

来年度の勉強会のトピックも思案中ですのでお楽しみにお待ちください!

2月24日 13:10-14:10  ☆富大総診プレゼンツ☆ 参加費無料!
不確実な時代を生きるキャリア戦略 -Win-Winで自分らしい道の歩き方- (岩間秀幸先生)

みなさんはご自身が医師になったときのキャリアがどのようなものにしたいか想像しておられる方も多いと思います。ではそのためにどんなことを考える必要があるのか学んだことはありますか?今回、それを学ぶのに相応しい講演会を企画しました。
キャリアとはみなさんがこれからなる医師としての生き方、プライベートを含めた人生のあり方そのものです。「自分らしいキャリア」はあなたの強みや興味を活かし、やりがいをもって成長し続けることにつながります。
自身も育児休業を取得し、優秀な総合診療医を指導、輩出し続ける講師から自分らしいキャリアを実現する方法、指導者としてそれを支援する方法を学びましょう。

リアル・オンラインのハイブリット開催です。もともと富山県内の方を対象にしていますが、学びたい方は全国どなたでも参加を歓迎します!!

岩間先生の経歴はこちら
https://www.kameda.com/pr/kfct/staff/h_iwama.html
プログラム責任者としてはこちら
https://www.kameda.com/pr/kfct/post_250.html
キャリアについてはこちら
https://lifeshiftjapan.jp/interview/1423/
ご参加希望の方はこちらからお申し込みお願いします!!
https://forms.gle/knNF7zs1veEK7mFA8

今年度第5回目となる、とむじぇり専攻医/指導医対象のオンライン臨床研究勉強会を12月22日に行いました。
8月に引き続き、3名の先生方より現在進行中のプロジェクトについてご発表いただきました。

バーチャルリアリティー(VR)を用いた質改善プロジェクトを昨年から行っている並河先生、
糖尿病診療における質改善プロジェクトを始動させ運用目前の刑部先生、
そして高齢者施設における質的研究を練り上げている齊藤先生、どの先生方も
日常診療・活動の中で生まれた疑問を時間をかけて研究に発展されていました。

ディスカッションの中で、研究者となる先生方が何を明らかにしたいのか、
現場では何が必要なのかを熱く検討することができました。

本日参加者の方々との対話の中で生まれた改善点などを活かし、
発表者の先生方には年度末に再度進捗をご報告いただく予定です!

今後も研究勉強会班ではリサーチのサポート、勉強会の運営を行っていきますので
引き続きよろしくお願いいたします!

11月度のPF勉強会を11月08日、オンラインで開催されました。

前半は厚生連高岡病院 専攻医 戸田先生による「チーム医療・ケアの調整や移行」に関してのレクチャーが行われました。
ケア移行を俯瞰でみる大切さや、Team STEPの活用方法など取り上げられました。
戸田先生が救急研修中ということで、コンサルト方法の5Cなどホットな内容も良かったです。
指導医からはREDのツールキットなどを教えてもらいました。しっかり勉強して、活用していきたいと思います。

後半は時間をかけて専攻医のポートフォリオ発表を行いました。
「他疾患併存」、「EBMの実践」、「障害とリハビリテーション」などが領域として取り上げられ、それぞれのグループでよりよいPF作成を行うべく議論がなされていました。

来月は半年に1回のオフラインミーティングです。
12月13日(水)18:30~
富山大学附属病院 看護棟 シミュレーション実習室
内容:専攻医オフライン振り返り、北先生からのEpley法実習

学生・研修医の参加者も受け付けていますので、興味がありましたらお気軽にご連絡ください。

みなさん、熊に襲われないよう気を付けて、頑張りましょう!!

こんにちは!とやま総合診療プログラムよりお知らせです。
在宅看取りの経験がないのに語れない?
大丈夫です。たしかに、在宅医療は実際に見ないと想像が難しい現場ですが、映画を通じたシネメデュケーション*を通じて、在宅医療について語り理解を深めてみませんか?
映画を通じて~~
*シネメデュケーション(cinemeducation)とは、cinema(映画)を観てmedical education(医療教育)につなげるという試みです。

学生、研修医の先生はどなたでも参加可能です!ご参加お待ちしています!

日時:11月15日(水) 18時〜19時30分
場所:総合診療科医局
申込:
https://docs.google.com/forms/d/1DRxL5RVcwGzz2tHC1UgfvSa-0kNjH1CaWJYK9h4n-uA/edit

今年度第4回目となる、とむじぇり専攻医/指導医対象のオンライン臨床研究勉強会を10月31日に行いました。
本日は横浜市立大学の金子惇先生をお招きし、「サーベイ研究」についてお話しいただきました。

サーベイ研究、すなわちアンケートを取ってその結果を解析して世に広める・・・
身軽なようにも聞こえますが、データとして意義のあるものにするために
何が重要かをワークショップを交えながらお話いただきました。

エビデンスに裏付けされた質問を練ること、
また対象群を明確にしたサンプリングを行い、適切な尺度を用いることなど、
アンケートの準備について体系的に学ぶのは初めての参加者の方々も
多かったのではと思います。

また、現在富山総合診療プログラムでは、PBRN (Practice-Based Research Network)の活動として
アンケート調査企画について立案中です。
金子先生からも、ご自身の沖縄離島診療所群でPBRNを立ち上げた際のご経験や
柔軟に継続していくポイントなどをご共有いただきました。

今回もあっという間の1時間半で、充実の内容となりました。
金子先生、お忙しい中ありがとうございました!

今年度7回目となる10月度のPF勉強会が10月11日、オンラインで開催されました。

前半は南砺市民病院 専攻医 伊藤先生による「EBMの実践」に関してのレクチャーが行われました。
症例選びやPICOのpointについて等、PFを記載するうえで重要な点を分かりやすく解説頂き、理解が深まる内容でした。

後半は時間をかけて専攻医のポートフォリオ発表を行いました。
「患者中心の医療」、「未分化な健康問題」などが領域として取り上げられ、それぞれのグループでよりよいPF作成を行うべく議論がなされていました。

来月、11月8日のPF勉強会は引き続きオンライン開催です。
外部の方の参加者も受け付けていますので、興味がありましたらお気軽にご連絡ください。

段々肌寒くなってきました。体調に気を付けて頑張りましょう!

今年度第3回目となる、とむじぇり専攻医/指導医対象のオンライン臨床研究勉強会を8月31日に行いました。
今回はとむじぇり専攻医・指導医の中で研究ネタを温め中の先生方に、
その内容をご発表いただき、より良い研究デザインとしていくためのディスカッションをする「研究のタネ発表会」でした!

ご登壇いただいたのは
 専攻医の並河大器先生、刑部仁美先生
 指導医の齊藤麻由子先生
の3名です。

並河先生は昨年もご発表いただきパイロットスタディを終えたばかり。
本研究に向けた新たな計画をご共有いただきました。

刑部先生からは日常診療の振り返りを基にした診療の質改善プロジェクト、
齊藤先生は長年関わっておられる地域での活動にヒントを得た研究のタネをご発表いただきました。

日常の診療、活動の中での疑問や改善点をリサーチクエスチョンに発展させ
さらに具体的な研究計画に落とし込んでいくのは短くはない道のりです。
が、プログラムで複数の先生方とディスカッションを深めることでさらに
「自分は何が知りたいのか」「社会に何が必要か」と考えていく過程はとても実りのある時間となりました。

今回ご発表いただいた先生方にはまた今年度を通して計画を練り上げていただく予定です。

とやま総合診療プログラムでは、今後も、プログラム内外の先生、また、大学のリサーチ・ミーティングや各サイトと連携しながら、臨床研究について学べる場を提供していきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。(指導医 黒田萌)


2023年7月19日に今年度第1回目の学生交流会を開催しました。
富山大学総合診療部は医局員の数は多いものの、関連病院・診療所に分散しており、
大学勤務医が少ない事から医学生へのアプローチの難しさを感じていました。
総合診療、家庭医療の魅力を伝えたいという思いから今回の企画を考えました。
低学年を対象に、外来での症例(肺炎)を通して、
その医学的対応だけではなく、退院後の生活を想像したり、行動変容を促したりし、
総合診療医がよく出会う事例を一緒に学びました。
学習会というよりは交流会といった雰囲気でもあり、とても楽しい会になりました。
今後も様々なテーマで総合診療の魅力や考え方を伝えていきます。

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