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とむじぇり通信

臨床研究勉強会

令和5年度 第2回 臨床研究勉強会 開催!

今年度第2回目のとむじぇり専攻医/指導医対象のオンライン臨床研究勉強会を6月22日に行いました
本日のテーマは、前回文献検索の追加講座 + プライマリケア学会発表体験記 + 研究についての基礎知識レクチャー、の三本立てと盛りだくさんの一時間半となりました。

 

 

「文献検索追加講座~文献まとめソフトのススメ~」
富山大学総合診療科准教授の北啓一朗先生より、前回の補足講座として文献まとめソフト(いわゆるReference Manager)を複数ご紹介いただきました!
中でもPaperpileは各文献検索サイトとの連携のしやすさ、クラウドでの管理のしやすさ、Google chromeとの相性の良さなどが便利との情報をいただきました
昨年度の同勉強会で北先生からご紹介いただきとむじぇりの中で愛用者が増加中。
日常診療、ポートフォリオ作成、論文作成などが楽しくなるツールを、今後もみんなで情報交換を続けていきたいと思います。

 
「プライマリケア学会発表体験記」

専攻医の並河大器先生、戸田毎哉先生より、2023年5月に行われた第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会でのご発表について
発表に至る経緯、準備期間から当日の発表の振り返りまでをまとめていただきました

並河先生は「高齢入院患者の質改善プロジェクト:  Virtual Reality (VR: 仮想現実感)による高齢者のせん妄予防、患者満足度の改善効果の検討」
をReserach in Progressで、
戸田先生は「A case of severe idiosyncratic drug-induced agranulocytosis due to Sulbactam/Ampicillin」を症例報告でポスター発表されました。

思いついたアイディアをさらに発展させるために共に研究・発表を進めていく伴走者の良さや、
予演会で多くの先生方からのご助言をいただきさらに発表内容を発展させられたことなど、
今回の発表について余すことなく振り返っていただきました。専攻医の先生のみならず、指導医の先生方にとっても
お二人の頑張りが刺激になったとの声を多くいただきました。
 

「研究を始めたくなる!基礎知識講座」
指導医の武島健人先生より、研究の基礎知識について網羅的に学べるレクチャーを行っていただきました。
リサーチクエスチョンを練り上げる重要性から、PICO/PECO、FINER、量的研究・質的研究・混合研究など用語の整理など
短い時間でわかりやすく学べる機会となりました。
また、研究の始め方として、まずはアイディアを短く、そして複数書き出してみること、
とにかくだれか仲間を見つけること、そしてその際は研究勉強会スタッフ始め多くの相談者がいつでも力になれる旨を
お伝えし、専攻医・指導医の先生ともに心強く感じられたのではないかと思います。
とやま総合診療プログラムでは、今後も、プログラム内外の先生、また、大学のリサーチ・ミーティングや各サイトと連携しながら、臨床研究について学べる場を提供していきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。(指導医 黒田萌)

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